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2015年02月09日

【蹴球書評】宮本式・ワンランク上のサッカー観戦術




◆内容(「BOOK」データベースより)
知性派として知られる宮本恒靖が、プロ選手としてピッチで感じていたこと、考えていたことをベースに、独自のサッカー観戦術を、わかりやすく解説。「ボールを持たない選手の駆け引きを知る」「ピッチは4つのゾーンに分けて観る」など、少しの視点の違いで、試合の観方がガラリと変わる。



◆宮本恒靖“らしさ”が感じられる、サッカー観戦入門書

日本人初のFIFAマスター卒業生で、知性的イメージが強い宮本恒靖氏による、サッカーを“観る”ための解説書的な一冊。

こういった類の本は他にもありますが、この本ならではの特色として、プレーヤー目線の解説に説得力がある点が挙げれます。

アンダー世代から代表キャプテンとして、W杯をはじめとした数々の大舞台を経験しているだけに、試合経験を元にした解説、共に戦った仲間を例に挙げたプレーの解説等は、ピッチ上にいた人だからこそ書けるものだと感じました。

そして、逆に少し意外に感じた点もありました。

メディアなどでの発言から、宮本さんはいわゆる“パスサッカー”を敬愛している方だという、勝手なイメージがありました。

しかし、必ずしもそういうわけではないようです。“相手を崩す”という作業を段階的に考えた時に、最終的に行き着くのが、“短いパス”や“遊び心”。その考えが根本にあるようです。

「もしまた海外に移籍出来るならどこでプレーしたい?」という問いに対し、「バルセロナ(これは予想どおり)で、ボールをロストした瞬間の攻守の切り替えの早さ(さすが守備の人といった感じ)と、攻撃の早さを体感したい」と答えていたのも、なるほど、と思わされる点でした。


ただ、“観戦術”と呼ばれるものに関しては、さして目新しく感じるものは多くありません。

この点を一番に期待しているのであれば、やはり“観る”ことを専門にされてきた方(編集者やスポーツライターなど)の著書をお勧めします。

個人的には、一度は見聞きしたことがある内容だとしても、たまにこうして“復習”するのも悪くないなと感じました。読了後の試合観戦では、「いつもと違った視点で見れているな」とも実感しましたしね。


「良い選手」「ピッチ」「代表チーム」「セットプレー」といった具合にカテゴリー分けされ、これを更に細かく分類して書かれた文章も、いい意味で読み味が軽く、サクサク読み進められると思います。

表題通りに観戦力が“ワンランク上”になったかどうかは、今尚定かではありませんが……。笑


◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮本/恒靖
1977年大阪府生まれ。同志社大学経済学部卒。95年ガンバ大阪入団。2007年オーストリア1部レッドブル・ザルツブルクへ移籍、09年ヴィッセル神戸を経て11年に現役を引退。12年日本人の元プロサッカー選手としては初のFIFAマスター入学を果たす。02年日韓W杯、06年ドイツW杯に出場。年代別代表からフル代表すべてで主将を経験している







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posted by リーオー at 20:19 | Comment(0) | 本、雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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